御三家ポケモン (最初の3匹) 比較

『ポケモンサン・ムーン』の御三家ポケモン (最初の3匹) 比較やおすすめポケモンについて。

目次

御三家ポケモンについて

  • サン・ムーンの御三家:
    ポケモンシリーズの恒例で、最初の3匹は草、炎、水タイプのポケモンどれかを選ぶことになる。サン・ムーンの最初の3匹は、草タイプがモクロー、炎タイプがニャビー、水タイプがアシマリ
  • 能力安定:
    御三家ポケモンは能力や覚える技の威力が安定したポケモンで、どのポケモンを選んでも基本的にハズレではない。シナリオでタイプが不利な強敵に当たってしまっても、レベル上げをしたり、パーティの他のポケモンで対策すれば大丈夫。そのためタイプや能力は気にせずに、好みの外見の御三家ポケモンを選んでもシナリオはクリアできる。
  • 素早さ:
    ポケモンサン・ムーンの御三家ポケモンの特徴は、最初の3匹のうちどれを選んでも素早さが低いこと。最終進化形になっても素早さは遅いので、わりと多くのポケモンに抜かれてしまい、相手先制で弱点を突かれてしまいがちなので注意。特に島キング・島クイーンや四天王といった強敵の素早いポケモンと戦うときは、先手はまず取れないものと思っておこう。
  • いろいろ考察:
    以下はタイプごとの考察と、サン・ムーン御三家のシナリオバトルや対人戦についての考察。

最初の3匹はどんなポケモン?

【モクロー→フクスロー→ジュナイパー】

モクロー フクスロー ジュナイパー
  • 草タイプ:
    モクローは草/飛行タイプの御三家ポケモン。草タイプは弱点が多いことが特徴で、炎タイプのニャビーは弱点3つ、水タイプのアシマリは2つなのに比べ、モクローは5つも弱点を持っている。またメイン技となる草技は多くの相手に効果いまひとつとなってしまい、全18タイプ中7タイプに半減されてしまう。モクローを選ぶなら、モクローが苦手な炎ポケモンなどの相手を対策できるように他のポケモンを育てよう。
    草タイプは弱点が多いかわりに、水や地面といった強力なタイプの相手に強いのが特徴。水や地面ポケモンには高耐久の相手もいるが、モクローのタイプ一致草技なら楽に倒せるはず。
  • モクロー進化形の能力:
    モクローとフクスローは攻撃と耐久が特別高いわけではないものの安定。素早さは低め。
    ジュナイパーに進化すると攻撃安定、特殊耐久が中々高くなる。素早さは最終進化してもやはり低めで、弱点も多いので先制で相手に弱点を突かれると辛い。
  • 進化によるタイプ変更:
    モクローとフクスローは草/飛行タイプだが、ジュナイパーに進化すると飛べなくなり草/ゴーストタイプに変わる。ゴーストタイプがついたことでノーマル技や格闘技が効かなくなる反面、悪やゴーストといったタイプの技で弱点を突かれるようになる。ノーマルや格闘といった相手とも有利に戦えるとは限らず、これらの相手からも悪技「かみくだく」などで弱点を突かれてしまいがち。
  • まとめ:
    最初にモクローを選ぶなら、モクローだけでなく他のポケモンを育て、モクローの弱点の多さを対策できるようなパーティを組もう。例えば釣りなどで水ポケモンを捕まえて育てることで、モクローの大敵の炎ポケモンを対策できる。またジュナイパーは悪タイプに弱いので、ハリテヤマなど格闘タイプの手持ちもおすすめ。

【ニャビー→ニャヒート→ガオガエン】

ニャビー ニャヒート ガオガエン
  • 炎タイプ:
    ニャビーは炎タイプの御三家ポケモン。炎タイプはメイン技となる炎技で相手をやけどにできることがあるのがお得。やけどになった相手は攻撃力が下がる上に毎ターン少しずつ体力が減る。一方で炎タイプは、水や地面といった元から強力なポケモンに弱いのが欠点。
  • ニャビー進化形の能力:
    ニャビーとニャヒートは、攻撃力と素早さが高めで耐久力が低め。
    ガオガエンに進化すると、攻撃力は高めのままで耐久が大幅に上がるが、素早さは遅くなってしまう。
  • 進化によるタイプ変更:
    ニャビーとニャヒートは単炎タイプだが、ガオガエンに進化すると悪タイプが追加される。タイプ一致の悪技を使えばゴーストやエスパーといったタイプの相手と有利に戦えるが、格闘ポケモンから弱点を突かれるようになったことで弱点は増えてしまう。
  • まとめ:
    最初にニャビーを選ぶなら、ニャビーが苦手な水、地面、岩などのタイプの相手を対策できるようにパーティを組もう。ちなみに草ポケモンはちょうど、水、地面、岩全てのタイプの相手の弱点を突ける。アローラ地方には草ポケモンがたくさんいるので捕まえて育てよう。ただし不利なタイプの相手と戦うときも、ガオガエンに進化していれば耐久が安定しているので、弱点技を一発は耐えてくれたりする。

【アシマリ→オシャマリ→アシレーヌ】

アシマリ オシャマリ アシレーヌ
  • 水タイプ:
    アシマリは水タイプの御三家ポケモン。水タイプはタイプとして非常に優秀で、地面や岩といった攻撃力の高い相手に強く、主力となる水技が半減されにくいのが特徴。
  • アシマリ進化形の能力:
    アシマリとオシャマリは特攻が高めで素早さは低め、他の能力は安定したポケモン。
    アシレーヌに進化すると特攻がとても高くなり、特殊耐久も上がる。素早さは遅いまま。物理耐久はあまり高くないので、強力な物理技で攻撃してくる相手は得意ではない。
  • 進化によるタイプ変更:
    アシマリとオシャマリは単水タイプだが、アシレーヌに進化するとフェアリータイプが追加される。フェアリー技ではドラゴンや格闘といった強敵の弱点を突けるのが嬉しいところ。水+フェアリーは攻撃範囲が広いので、タイプ一致技としてとても優秀なタイプの組み合わせといえる。
  • まとめ:
    御三家ポケモンほぼ1匹だけを使い、ゴリ押しで突き進むなら、一部のバトルを除きアシマリが有利。モクローやニャビーと比べて弱点が少ないので、苦手な相手が少ないのが特徴。
    ただし草タイプの主ポケモンのラランテスなど危険な相手は存在するので、苦手な草や電気といったタイプの相手を倒せるようにパーティを組んでおくのが理想的。

シナリオバトル比較

【シナリオバトル表】

以下はシナリオに登場する強敵のタイプと、各御三家ポケモンの有利不利の表。モクロー、フクスローは飛行タイプ複合、ジュナイパーはゴーストタイプ複合、ガオガエンは悪タイプ複合、アシレーヌはフェアリータイプ複合なので注意。
◎:有利
○:普通
△:不利
×:とても不利

相手 相手の
タイプ
モクロー
進化形
ニャビー
進化形
アシマリ
進化形
主ポケモン
デカグース
ノーマル
主ポケモン
アローララッタ

ノーマル
しまキング
ハラ
格闘
主ポケモン
ヨワシ
×
主ポケモン
エンニュート

×
主ポケモン
ラランテス
×
しまクイーン
ライチ
×
主ポケモン
クワガノン

電気
主ポケモン
ミミッキュ
ゴースト
フェアリー
しまキング
クチナシ
しまクイーン
ハプウ
地面
主ポケモン
ジャラランガ
ドラゴン
格闘
×
してんのう
ハラ
格闘
してんのう
ライチ
してんのう
アセロラ
ゴースト
してんのう
カヒリ
飛行

◎:有利。(例) こちらの主力技が相手に効果抜群など
○:普通。(例) どちらの主力技も等倍/どちらの主力技もお互いに効果抜群/どちらの主力技もお互いに効果いまひとつなど
△:不利。(例) こちらの主力技は相手に等倍、かつ相手の主力技がこちらに効果抜群など
×:とても不利。(例) こちらの主力技は全て相手に効果いまひとつ、かつ相手の主力技がこちらに効果抜群など

  • 主ポケモンにタイプ上は有利でも、主ポケモンが呼び出すポケモンに不利ということがある点には注意。
  • タイプが変わるポケモンは、島クイーン ライチの手前あたりで1進化形、島キング クチナシの手前あたりで2進化形になると仮定。

【シナリオ考察】

  • ニャビーは不利:
    御三家ポケモンはタイプが違うので、選んだ御三家ポケモンによっては、シナリオクリアが簡単になったり、難易度が上がったりする。上の表より、ニャビー進化形はモクローとアシマリに比べ、シナリオ上で不利な相手がとても多いことが分かる。ニャビーだけをパーティの主力としてしまうと苦労するので、早い段階から他のポケモンも捕まえて育てておこう。
  • シナリオ序盤:
    序盤は他に強いポケモンが育っていないことが多いので御三家ポケモンに頼りがちになる。そのため序盤に出現するぬしポケモンなどの強敵に不利なタイプの御三家を選んでしまっていると不利。特に序盤~中盤最大の関門は、天候バトルとなるアーカラ島の主ポケモンのヨワシとラランテス。
    モクローは一見ヨワシにもラランテスにもタイプ上有利だが、ラランテス戦ではラランテスが呼び出すポワルンなどに晴れ状態で炎タイプの「ウェザーボール」で効果抜群を取られるのが辛い。
    ニャビーを選んでいて他のポケモンを育てていないと、タイプ相性で不利な上に雨が降った状態でのヨワシ戦で詰んでしまう。逆にニャビーはラランテスにはタイプ上有利で、天気も晴れなので威力が上がった炎技でラランテスの弱点を突ける。
    アシマリはヨワシには有利でも不利でもないが、ラランテスにはタイプ上非常に不利なので、他のポケモンを育てておき対抗するしかない。
  • シナリオ中盤~終盤:
    中盤~終盤では、御三家ポケモンの苦手なタイプの相手が出てきても、手持ちの他のポケモンが育っているので問題なく突破できることが多い。また道中のトレーナーをほぼ全員倒してきていれば手持ちポケモンのレベルがかなり上がっているはずなので、不利なタイプの相手でもレベル差で押し切れる。
  • 結論:
    シナリオを楽に進めたいなら、序盤に出てくるぬしポケモンや島キング・島クイーンの手持ちタイプを調べ、なるべく有利なタイプの御三家を選ぼう。シナリオの効率重視なら、サン・ムーンでのおすすめは、根本的に弱点が少なくシナリオ上の強敵に不利なことも少ないアシマリ。

対人戦考察

【ジュナイパー】

能力 種族値
HP 78
攻撃 107
防御 75
特攻 100
特防 100
素早さ 70
  • ジュナイパー:
    モクロー最終進化形のジュナイパーは草/ゴーストタイプ。攻撃、特攻、特殊耐久が高めで、素早さは低め。とても目立つ能力がない代わりに安定した能力のポケモン。弱点が多く、炎や氷といったメジャー技で弱点を突かれてしまうが、タイプ耐性もそれなりにあり、ノーマルや格闘技を使う相手には効果無効の無償降臨もできる。
  • 用途:
    草タイプとして相手の水、電気、地面などのタイプのポケモンを流す役割に期待できる。しかし現時点での最メジャー水ポケモンはギャラドスで、草技で弱点を突けないので相手に圧力を掛けにくい。ギャラドスやペリッパー以外の草技に弱点を持つ水ポケモンや、電気や地面タイプといった相手の流しには期待できる。
  • 草タイプ:
    対人戦で活躍を期待できる草タイプの特徴には、「ハイドロポンプ」や「10まんボルト」を受けても平気な特殊耐久安定、「ねむりごな」による催眠、「やどりぎのタネ」+「みがわり」戦法で相手の体力を削りやすいなどがある。このうちジュナイパーが満たしているのは特殊耐久安定のみ。
    草タイプの御三家で能力が似ているポケモンにはフシギバナがいる。フシギバナはジュナイパーよりも耐久と素早さが高く、「ねむりごな」による催眠までできる。ジュナイパーはフシギバナよりも攻撃が一応高いが、フシギバナの方が覚える技の威力が高い関係でジュナイパーの方が火力に期待できるとはいえない。ジュナイパーはフシギバナと比べてしまうと非常に厳しいポケモン。ただし現時点ではフシギバナをサン・ムーン世代で入手する方法はなく、サン・ムーンでゲットしたポケモン限定ルールなら関係ない。

【ガオガエン】

能力 種族値
HP 95
攻撃 115
防御 90
特攻 80
特防 90
素早さ 60
  • ガオガエン:
    ニャビー最終進化形のガオガエンは炎/悪タイプ。炎タイプは耐久が低めのポケモンが多いが、ガオガエンは耐久安定。攻撃は高めで素早さは低め。
    メジャータイプに耐性が少ないのでジュナイパーやアシレーヌと比べて後出しはしにくいが、「じしん」を使ってこない鋼ポケモンや、「きあいだま」を撃ってこなさそうなエスパーポケモンになら後出しからでも対抗できる。
  • 用途:
    耐久安定のガオガエンはタイプ不一致の弱点技くらいなら耐えられるので、不特定の相手との1対1のバトルに強め。攻撃力も高めなので、アタッカーとして活躍を目指そう。
  • 炎タイプ:
    ドラゴンや水といったタイプの強敵が蔓延る環境で炎ポケモンが活躍するのは中々厳しく、現時点で活躍中の炎ポケモンはカプ・コケコに強いアローラガラガラくらい。炎タイプのガオガエンにとっても厳しい環境といえる。

【アシレーヌ】

能力 種族値
HP 80
攻撃 74
防御 74
特攻 126
特防 116
素早さ 60
  • アシレーヌ:
    アシレーヌは水/フェアリータイプで、ドラゴンや格闘といったタイプのメジャー技に強いのが評価できるポケモン。能力は特攻が高く特殊耐久も高め。素早さは低め。
  • 用途:
    水ポケモンは岩や地面といったタイプの相手の弱点を突くことができる。岩技の多くは「ストーンエッジ」、地面技の多くは「じしん」でどちらも物理技なので、物理耐久の高い水ポケモンはこれらの相手の対策を任せられることも多い。アシレーヌは物理耐久が高くないので岩や地面といった相手に後出しから対抗するのは厳しくなる。
    ここは高い特攻を生かした特殊アタッカーとしての活躍を目指したいところだが、低い素早さが足を引っ張り、過去世代のゲッコウガやスターミーのように相手を次々に先制で攻撃して倒すことはできない。
  • 水タイプ:
    使い方が分かりやすい水ポケモンの典型的な例は、物理耐久が高いが素早さは低いor耐久は低いが素早さは高いこと。アシレーヌは物理耐久と素早さどちらも高くないので、対人戦で特別扱いやすいとはいえない。しかしタイプが優秀で攻撃力も高いので、有利な相手に後出しできれば大ダメージに期待できる。

裏技・小ネタ


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