ジャローダ育成論
ジャローダの育成論。ポケモンブラック・ホワイト対応版。
ジャローダの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
ジャローダの基本データ
全国 No.497 (イッシュ No.003) ジャローダ | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 炎 氷 毒 飛 虫 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 水 草 電 地 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
しんりょく | 自分の残りHPが最大HPの1/3以下になると、くさタイプのわざの威力が1.5倍になる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
あまのじゃく | 能力の変化が逆転する |
ジャローダのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ジャローダを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
ジャローダの特徴
【良いところ】
- 草タイプとして、水・電気・地面などの有利なタイプへの交代出しができます。
繰り出せる水相手はスイクンやシャワーズが挙げられます。牽制技の「れいとうビーム」に注意しつつ、相手の水技読みで繰り出します。
電気相手はサンダースなどが役割範囲となりますが、「オーバーヒート」などの炎技を持つ電気タイプの相手は危険です。
地面相手はラグラージやカバルドンなどが挙げられます。 - 夢特性「あまのじゃく」が解禁されれば、「リーフストーム」を撃つ度に特攻が2段階上がるということになります。素早さが高いので全抜きエースとして期待できます。
※解禁される予定は今のところありません。「あまのじゃく」が自分の能力変化に影響する特性なのかも正規では未確認情報です。
【悪いところ】
- 素早さ以外は中途半端な種族値です。高めの素早さも、特殊エースとしてメジャーなスターミーを抜けないなど不遇が目立ちます。
「あまのじゃく」全抜きエースとして使用する場合は、スターミーや「こだわりスカーフ」持ちの相手は味方のソーナンスで狩っておきたいところです。 - 素早さが高い草タイプなので、一見「やどりぎのタネ」+「みがわり」戦法に向いていそうです。
同じ草タイプのやどみが使いとしてはエルフーンが挙げられます。エルフーンは特性「いたずらごころ」により素早さに関係なく先制で「みがわり」を出すことができ、最高のやどみが使いです。ジャローダでやどみがをすると、エルフーンの劣化となります。 - 攻撃・特攻が低いです。また草技以外の攻撃技に恵まれず、サブウェポンに欠けます。よって「あまのじゃく」型を除きアタッカーとなることはできません。草タイプのアタッカーとしては、サブウェポンが豊富でより素早さが高いジュカインの方が優秀です。
ジャローダは「とぐろをまく」「めいそう」などの積み技を使えますが、サブウェポンの少なさから積んでも止まりやすいです。 - 「あまのじゃく」型を除き決定力を生かすエースにはなれないため、特定のポケモンへの役割を重視した立ち回りをすることになります。水や電気相手などに繰り出せますが、それは他の草タイプでも同じことです。水・電気への役割を持つ草ポケモンには、他にユキノオー・ナットレイが挙げられます。彼らは水・電気ポケモンの「れいとうビーム」「めざめるパワー氷」により弱点を突かれません。彼らを差し置いて水・電気対策にジャローダを使う明確な理由は、残念ながらありません。
- 上記より、何をするにしても他のポケモンの劣化となってしまいがちです。夢特性が配布されることを願います。
ジャローダの型
【水・電気・地面流し型】
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- HP252 素早さ252
- 持ち物:
- オボンのみ or たべのこし or ひかりのねんど
- 確定技:
- リーフストーム / へびにらみ
- 選択肢:
- リフレクター / ひかりのかべ / やどりぎのタネ /
めざめるパワー / ちょうはつ / ミラーコート
タイプ耐性を生かした水・電気・地面流し型です。ユキノオーやルンパッパを差し置いてジャローダを使う明確な理由はありませんが、夢特性「あまのじゃく」が配布されるまではこの型が無難です。
有利な相手に繰り出し、流し際に壁張りサポートをします。また素早い相手に繰り出せば、「へびにらみ」を恐れて逃げてくれるでしょう。
◆性格・努力値について
仮想敵への繰り出しに備えてHPに振るのは確定です。
ボルトロスを抜ける素早さを生かしたいので、おくびょう最速がオススメです。
場合によっては素早さを最速ガブリアス抜きまで落とし、防御や特防に回して役割破壊に備える手もあります。
◆持ち物について
- オボンのみ :
交代出しできる回数を増やします。 - たべのこし :
役割の安定に役立ちます。 - ひかりのねんど :
「リフレクター」「ひかりのかべ」を8ターンに長持ちさせます。
◆技について
- リーフストーム :
水・地面タイプへの遂行技です。サンダースやライコウなどの電気タイプに遂行するには威力が足りません。撃つと特攻が下がってしまうので、相手の「みがわり」でかわされることもあります。 - へびにらみ :
素早さの高い相手への誤魔化し手段となります。ボルトロスやガブリアスはこの技のまひを恐れて流れます。 - リフレクター :
メタグロス・ハッサム・シュバルゴなどの物理相手への交代読みで使います。味方後続の負担を減らすサポートになります。
ユキノオー・ルンパッパが習得できない技ですが、彼らが「リフレクター」を覚えたとしても素直に攻撃した方が強いため差別化にはなりません。 - ひかりのかべ :
ウルガモス・ラティオス・ボーマンダなどの特殊相手への交代読みで使います。 - やどりぎのタネ :
交代読みで撃ち逃げし、後続を回復させることで味方の負担を減らします。 - めざめるパワー :
タイプを選ぶことによりウルガモス・ハッサム・ボーマンダなどの4倍弱点を突けますが、火力が低すぎます。これらの相手は上記補助技で牽制した方が汎用性が高まります。 - ちょうはつ :
ナットレイやドータクンの補助技を封じます。ジャローダは決定力が高いエースを呼び寄せやすいため、相性は微妙です。 - ミラーコート :
相手の交代先への奇襲になります。ウルガモスやボーマンダを呼び寄せるため、そもそも攻撃に耐えきれるかが疑問です。また「ミラーコート」を使うために大ダメージを受けると、その後の交代出しができなくなってしまうためオススメできません。
【あまのじゃく型】
- 特性 :
- あまのじゃく
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- 特攻252 素早さ252
- 持ち物:
- いのちのたま or みどりのプレート
- 確定技:
- リーフストーム / めざめるパワー
- 選択肢:
- へびにらみ / リフレクター / ひかりのかべ / やどりぎのタネ / ちょうはつ
◆特性について
「リーフストーム」と組み合わせて特攻を上げられる「あまのじゃく」で確定です。
※「あまのじゃく」の効果にはいくつかの説があります。
1 積み技にしか効果がない (「リーフストーム」の特攻ダウンには効果なし)
2 相手の技によるランク補正のみ逆転 (「リーフストーム」の特攻ダウンには効果なし)
3 攻撃技の追加効果にも効果がある (「リーフストーム」の特攻ダウンの効果が逆転)
特性の効果が1、2であると判明し次第、この型は存在しないため削除、3ならば残す予定です。現在保留中。
情報提供をしていただいた輝様、どうもありがとうございました。
◆性格・努力値について
特殊エースとして特攻に振るのは確定です。
バトル終盤のエースなので素早さ重視です。激戦区の110族を抜くためにおくびょう最速とします。
◆持ち物について
- いのちのたま :
技が固定されずに決定力を強化できます。「めざめるパワー」の威力も上がる「いのちのたま」がオススメです。 - みどりのプレート :
耐久を削らずに決定力を強化できます。「めざめるパワー」は強められませんが、初手は基本的に「リーフストーム」で特攻を2段階上げるので問題ありません。メタグロスなどを確定圏内に入れておけるなら、こちらの方が優秀です。
「いのちのたま」と異なり終盤の抜きで体力を削らないので、序盤は水や地面タイプへの繰り出し・終盤は全抜きエースと使い分けることもできます。
◆技について
- リーフストーム :
メインウェポンです。
通常は使うと特攻が2段階下がり、連打できません。ジャローダは特性「あまのじゃく」により、この技で特攻を上げつつ連打できます。(現時点では未確認情報) - めざめるパワー :
「リーフストーム」に耐性がある相手を突破する技です。
岩タイプ⇒虫・飛行・炎タイプの弱点を突けます。特に草技に1/4耐性があるウルガモスの4倍弱点を突けます。
炎タイプ⇒鋼・虫・草タイプの弱点を突けます。草技に1/4耐性があるハッサム・ナットレイの4倍弱点を突けます。
氷タイプ⇒ドラゴン・飛行・草タイプの弱点を突けます。草技に1/4耐性があるボーマンダの4倍弱点を突けます。
ウルガモスとボーマンダをまとめて対策できる岩タイプが最もオススメできます。
ハッサムやラティオスを対策したい場合は炎or氷の選択になります。繰り出されたときの味方の負担はラティオス>ハッサムですが、ドラゴンは予めソーナンスで狩っておくという手もあります。「とんぼがえり」を使うハッサムはソーナンスでは狩れないことを考えると、「めざめるパワー」の炎と氷は一長一短です。 - へびにらみ :
交代読みで使い、相手をまひ状態にして素早さを下げます。こちらの後続のサポートになります。
「ちょうのまい」を使うウルガモスや「こだわりスカーフ」を持つシャンデラに当たるとおいしいです。 - リフレクター :
メタグロスなどへの交代読みで使います。バトル終盤は攻撃あるのみなので、壁張りをするのは序盤~中盤となります。 - ひかりのかべ :
ウルガモスやボーマンダなどへの交代読みで使います。こちらも使うのは序盤~中盤となります。 - やどりぎのタネ :
交代読みで撃ち逃げし、後続を回復させて負担を減らします。
ハピナスなどHPの高い相手に当たるとおいしいですが、全抜きエースであるジャローダがハピナスで止まってしまうのはそもそも微妙です。特殊受けは味方で先に処理しておきたいところです。特攻が6段階上がればハピナスを突破できますが、撃ち合いになってしまうと相手の「でんじは」「かみなり」によるまひや「だいもんじ」が不吉です。 - ちょうはつ :
ナットレイやドータクンの補助技を封じます。
役割関係
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