ゼクロム育成論
ゼクロムの育成論。ポケモンブラック・ホワイト対応版。
ゼクロムの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
ゼクロムの基本データ
全国 No.644 (イッシュ No.150) ゼクロム | |||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
|||||||||||||||||||||
種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
|
×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 氷 地 竜 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 炎 水 草 飛 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | 電 | ||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
テラボルテージ | 特性に関係なく相手にわざを出せる。 | ||||||||||||||||||||
隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
- |
ゼクロムのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 ゼクロムを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
ゼクロムの特徴
【良いところ】
- 攻撃種族値が150と高く、他の能力も安定したスペックを持つ禁止級伝説。一般ポケモンとステータスの格が違うため、伝説戦では意識すべきポケモンとなります。
- ドラゴン技を半減できるのは鋼タイプのみであり、ドラゴンは攻撃技として優秀なタイプです。とはいえ、ドラゴン物理技は操作不能デメリットがある「げきりん」や低威力の「ドラゴンクロー」などクセが強いです。
ゼクロムは高威力の「らいげき」を覚えるので、メインで使いにくいドラゴン物理技の代わりに「らいげき」をメインウェポンにできます。ドラゴン技の攻撃範囲の優秀さもあり、電気技+ドラゴン技の組み合わせは中々受けられにくいです。 - 伝説解禁戦では特殊アタッカーが多く、物理アタッカーへの対策が手薄になりがちです。物理技の「らいげき」を主軸としたゼクロムに有利な環境といえます。
【悪いところ】
- 素早さ種族値が90と、禁止級伝説やドラゴンの中では遅め。「りゅうせいぐん」を含めた高火力技を持つ素早い相手とのタイマンに弱いです。
- タイプ相性はカイオーガに有利です。しかし相手の雨「しおふき」で2発で倒され、素早さ種族値も同じなので後出しは安定しません。カイオーガへの後出しを狙うなら「こだわりスカーフ」が便利ですが、相手も「こだわりスカーフ」を持つと結局同速のケースも。
ゼクロムの型
【二刀流アタッカー型】
- 特性 :
- テラボルテージ
- 性格 :
- せっかち or ようき
- 努力値:
- ①攻撃252 素早さ252
②素早さ252 特攻調整 残り攻撃 - 持ち物:
- いかずちプレート or ドラゴンジュエル or ハバンのみ
- 確定技:
- らいげき / りゅうせいぐん
- 選択肢:
- きあいだま / ドラゴンクロー or げきりん / クロスサンダー
特防が高いカイオーガを物理技で・防御が高いグラードンを特殊技で押しやすい二刀流型。カイオーガとのタイマンで「らいげき」の圧力をかけたり、電気技読みで出てきたグラードンに「りゅうせいぐん」を当てられます。メインウェポン「らいげき」の火力に期待した物理寄りの二刀流です。
カイオーガに有利なタイプ構成ですが後出しは厳しく、カイオーガ対策に特化するのは考えものです。この型ではカイオーガにタイマンで勝てれば十分と考え、ゼクロムの火力を重視しています。
◆特性について
「テラボルテージ」で「ちくでん」を無視して攻撃できます。ヌケニンの「ふしぎなまもり」も無視できます。
◆性格・努力値について
①攻撃全振り・最速がベースです。物理技の決定力を生かしやすく、タイマンで有利なカイオーガ・ホウオウを初めとする同族に先手を取りやすくなります。耐久は無振りでも特攻特化カイオーガの「れいとうビーム」を耐えます。
性格はせっかちとようきから選択です。
[性格]
- せっかち:高めの物理耐久を削ってしまう代わりに「りゅうせいぐん」の火力を落とさずにすみます。特防↓のむじゃきでなく防御↓のせっかちなのは、伝説戦では特殊技を使う相手が多いためです。
- ようき:高めの物理耐久を削りたくないならコチラ。攻撃全振り性格補正無しガブリアスの「じしん」を高確率で耐える程度の物理耐久です。
②性格をせっかちとし、特攻調整をかけます。「りゅうせいぐん」でドラゴンを落としやすくなるついでにグラードンへのダメージも稼げます。下は特攻調整先の例です。
[特攻調整]
- HP4振りパルキアを「りゅうせいぐん」で確定1発
- HP振りベースのギラティナアナザーフォルムを「ドラゴンジュエル」+「りゅうせいぐん」で確定1発
- HP4振りレシラムを「りゅうせいぐん」で確定1発
☆HP振りパルキアは「ドラゴンジュエル」込みなら特攻無振りでも確定1発だが、ジュエル無しなら特攻全振りでも確定では落とせない
◆持ち物について
- いかずちプレート :
メインウェポンの「らいげき」を強める無難アイテム。「クロスサンダー」でもHP振りカイオーガを落とせるようになります。 - ドラゴンジュエル :
「りゅうせいぐん」を強化でき、グラードンやギラティナへの奇襲効果があります。 - ハバンのみ :
伝説戦で使用率が高いドラゴン技を一度耐えられます。ドラゴンの中で遅めなゼクロムは釘づけされやすいですが、半減実でタイマン性能を改善できます。ただし半減実を持てるのは相手も同じなので過信は禁物。
◆技について
- らいげき :
メインウェポンであり、水タイプへの遂行技でもあります。 - りゅうせいぐん :
電気技に耐性がある地面タイプやディアルガに等倍で通り、ドラゴンに効果抜群です。 - きあいだま :
電気技+ドラゴン技に耐性があるドリュウズ・ナットレイなどの弱点をまとめて突けます。 - ドラゴンクロー :
ドラゴン物理技。低威力すぎるため「りゅうせいぐん」の方が高火力。 - げきりん :
高い攻撃を生かせる高威力物理技ですが、行動不能のデメリットは痛いです。鋼タイプに止められるだけでなく、素早さが高くないゼクロムは1体倒しても素早いドラゴンの死に出しで倒されてしまいがち。 - クロスサンダー :
「らいげき」と異なり命中率100であり、カイオーガに撃つには安定します。「らいげき」とタイプが被りますが、有用なサブウェポンも少ないため一応候補。
【こだわりスカーフ型】
- 特性 :
- テラボルテージ
- 性格 :
- せっかち or ようき
- 努力値:
- ①攻撃252 素早さ252
②素早さ252 特攻調整 残り攻撃 - 持ち物:
- こだわりスカーフ
- 確定技:
- らいげき / げきりん / りゅうせいぐん
- 選択肢:
- ボルトチェンジ / きあいだま
ゼクロムはカイオーガに有利なタイプ相性です。しかし、カイオーガの雨下「しおふき」を2発耐えにくいこと・素早さ種族値が同じで先攻後攻が分からないことから、カイオーガへの繰り出しが安定しません。そこで「こだわりスカーフ」を使います。
ゼクロムに「こだわりスカーフ」を持たせるメリットは
- 最速スカーフカイオーガ以外には先手を取られないので、多くのカイオーガに繰り出せるようになること
- 激戦区の禁止級伝説や素早いドラゴンたちもまとめて抜けるので、タイマン戦で勝てる相手が増えること
- 上がった素早さでバトル終盤の全抜きにも期待できること
です。
◆特性について
「テラボルテージ」で「ちくでん」を無視して攻撃できます。ヌケニンの「ふしぎなまもり」も無効化できます。
◆性格・努力値について
①攻撃全振り・最速がベースです。最速にすることでひかえめカイオーガ@こだわりスカーフ にまで先手をとれます。運が絡みますが、最速スカーフカイオーガにも5割の確率で先制できます。
性格はせっかちとようきから選択です。選択の基準は上記【二刀流アタッカー型】参照。
②性格をせっかちとし、特攻調整をかけます。「こだわりスカーフ」による先手「りゅうせいぐん」でドラゴンを落としやすくします。ドラゴンには先手「げきりん」もありますが、「げきりん」は相手に鋼タイプが残っていると使えません。特攻調整先の例は上記【二刀流アタッカー型】参照。
◆持ち物について
- こだわりスカーフ :
多くのカイオーガを後出しから流せるようになります。禁止級伝説やドラゴンを抜けるのもいいところ。
◆技について
- らいげき :
メインウェポンであり、カイオーガなど水タイプへの遂行技です。電気技では雨下で必中になる「かみなり」も魅力ですが、特殊技ではカイオーガを1発で落とせません。 - げきりん :
強力なドラゴン物理技。鋼タイプにしか半減されないので、相手の鋼タイプを一掃してから使います。鋼タイプが残っていない前提なら「らいげき」よりも命中安定なのが評価できます。
「こだわりスカーフ」で上がった素早さで、バトル終盤の全抜きにも期待できます。 - りゅうせいぐん :
「こだわりスカーフ」で上がった素早さから先手でドラゴンに撃てます。ドラゴン技が「げきりん」と被りますが、こちらは操作不能にならないため鋼相手が残っていても使えます。 - ボルトチェンジ :
交代読みで使い、交代先の相手を見てから味方の有利なアタッカーを繰り出すサポートです。サポートに回らず素直に火力を生かした方が良い場面もあるため、安定行動ではありません。同じ使い方の「とんぼがえり」と異なり地面タイプに無効化される点にも注意。 - きあいだま :
電気技+ドラゴン技に耐性があるドリュウズ・ナットレイなどの弱点をまとめて突けます。
役割関係
【ゼクロムを繰り出せるポケモン】
タイプ構成から水ポケモンに繰り出しやすいです。ただし相手の雨「しおふき」で2発となるカイオーガへの後出しは素の状態では厳しく、繰り出すなら「こだわりスカーフ」が必要です。「しおふき」読みで繰り出せるポケモンとしては、水技に1/4耐性を持つパルキアの方がダメージを抑えられます。
炎技に耐性があるためホウオウの「せいなるほのお」読みでも一応繰り出せますが、やけどが危険すぎます。
- カイオーガ (ゼクロム@こだわりスカーフ)
- スイクン
- ルンパッパ
【ゼクロムに繰り出されるポケモン】
スポンサーリンク