キュレム育成論
キュレムの育成論。ポケモンブラック・ホワイト対応版。
キュレムの種族値・タイプ相性・特性などのデータや、個体値・努力値・技などの育成型、役割関係を考察。
キュレムの基本データ
全国 No.646 (イッシュ No.152) キュレム | |||||||||||||||||||||
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種族値 | タイプ相性 | ||||||||||||||||||||
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×4 | ||||||||||||||||||||
×2 | 格 岩 竜 鋼 | ||||||||||||||||||||
×1/2 | 水 草 電 | ||||||||||||||||||||
×1/4 | |||||||||||||||||||||
無効 | |||||||||||||||||||||
特性 | |||||||||||||||||||||
プレッシャー | 相手が使用したわざのPPを1多く減らす。 手持ちの先頭にいると、レベルの高い野生ポケモンが出現しやすくなる。 |
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隠れ特性 (夢特性) | |||||||||||||||||||||
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キュレムのさらに詳細なデータはポケモン図鑑 キュレムを参照 (覚える技・入手方法等の詳細なデータを確認できます) 。
キュレムの特徴
【良いところ】
- 素早さ種族値が95あり、禁止級伝説の激戦区である90族を抜いています。先手で弱点を突けばなんとかなるケースもあり、都合がいい素早さ種族値です。
【悪いところ】
- メインウェポンのドラゴン技を半減できるのは鋼タイプのみなので、鋼タイプへの攻撃手段を考える必要があります。キュレムの複合タイプは氷ですが、氷技も鋼タイプに半減されてしまいます。使用率が高い鋼タイプに一致技がどちらも半減されてしまうのは効率が悪いです。
イッシュ地方の伝説ポケモンには、レシラムとゼクロムがいます。レシラムはドラゴンとの複合タイプが炎 (鋼に抜群) ・ゼクロムは電気 (鋼に等倍) であり、ドラゴン以外のタイプ一致技が鋼タイプに通ります。一致技がいずれも鋼に通らないキュレムは、レシラム・ゼクロムと比べて鋼相手に弱いです。 - キュレムの種族値は一般ポケモンより高スペックですが、他の禁止級伝説と比べると微妙です。150を超える攻撃系種族値を持たず、特別に耐久が高いわけでもありません。攻撃と特攻にバランス良く130ずつの種族値がありますが、二刀流にする大きなメリットもありません。
専用技は「こごえるかぜ」の強化版である「こごえるせかい」ですが、他の伝説ポケモンの専用技と比べると地味です。
キュレムは現時点で他の伝説よりもスペックが低いといえます。新技習得やマイナーチェンジ版のフォルムチェンジへの期待もありますが、タイプ構成がそのままだと一致技が鋼タイプにいずれも半減という状況は変わりません。
キュレムの型
【特殊エース型】
- 特性 :
- プレッシャー
- 性格 :
- おくびょう or せっかち
- 努力値:
- ①特攻252 素早さ252
- 持ち物:
- こだわりメガネ or ドラゴンジュエル or つららのプレート or ハバンのみ
- 確定技:
- りゅうせいぐん / れいとうビーム or ふぶき / きあいだま
- 選択肢:
- こごえるせかい / ストーンエッジ / めざめるパワー / がむしゃら
「りゅうせいぐん」をメインとする特殊エース型。禁止級伝説の中では火力が半端ですが、激戦区の素早さ90族に先手を取れます。
◆特性について
「プレッシャー」です。ガチ戦・伝説戦で多くなるPP8の大技には痛い特性。
◆性格・努力値について
①激戦区の90族とのタイマンに勝てる特攻全振り・おくびょう最速がベースです。禁止級伝説の中では火力が半端なため、特攻に振ったり火力UPアイテムを持たせないと弱点を突いても落とせない相手が増えます。
「ストーンエッジ」でHPに振ったホウオウをどうしても落としたいならせっかちを採用。伝説戦での使用率は特殊技>物理技のため、特防↓のむじゃきでなく防御↓のせっかちにしています。
◆持ち物について
- こだわりメガネ :
「りゅうせいぐん」がほとんどの相手に等倍で通るため、技選択ができないデメリットが小さいです。禁止級伝説の中では火力に欠けるキュレムと相性がよいアイテムです。 - ドラゴンジュエル :
技が縛られずに「りゅうせいぐん」を強化できます。 - つららのプレート :
「れいとうビーム」でグラードンを倒しやすくなりますが、メインのドラゴン技を強められないのが微妙。 - ハバンのみ :
ラティオスなど素早いドラゴンとのタイマンに役立ちます。耐久に振る余裕が少なく、「こだわりメガネ」を持つ相手は半減実があっても厳しいです。
◆技について
- りゅうせいぐん :
メインウェポンです。ドラゴンに効果抜群ですが、高耐久で型が多いギラティナ戦では過信禁物。 - れいとうビーム :
グラードンに効果抜群。
「りゅうせいぐん」と異なり特攻を下げないので、連打できる強みもあります。 - ふぶき :
特殊耐久に多く振ったグラードンを落としやすくなりますが、命中率が不安。
ユキノオーと組ませた霰パ (天気「あられ」を活用したパーティ) では必中ですが、ユキノオーとキュレムの弱点が被るのでバランスが悪くなります。また天候特性のポケモンに天気を上書きされるので、霰をキープできるとは限りません。 - きあいだま :
ドラゴン+氷技が通らない鋼タイプへの牽制技です。バンギラスへの強い牽制にも。 - こごえるせかい :
交代読みで相手の素早さを下げ、タイマンに有利になったり後続のサポートをします。 - ストーンエッジ :
ホウオウの4倍弱点を突けますが、ピンポイントで命中も不安。どうしてもホウオウを倒したいなら。
HP振りベースのホウオウを落とすなら、キュレムを攻撃↓でない性格にする必要があります。 - めざめるパワー :
上記の攻撃技で対策しにくい鋼タイプを狙います。技の威力が低いこと・禁止級鋼とメタグロスは4倍弱点を突けないことから、優先度は低いです。
地面タイプ→メタグロスに効果抜群で、ヒードランの4倍弱点も突けます。命中率以外は「きあいだま」と大差ありません。地面技なので「ふうせん」に注意。
炎タイプ→メタグロスやハッサムを狙います。ヒードランやディアルガは狙えなくなりますが、彼らは「きあいだま」でも牽制できます。 - がむしゃら :
体力が減った状態で使うチャンスを作れれば効果的。キュレムは素早さが半端なこと・「がむしゃら」でトドメは刺せないことから安定して役立たせるのは難しいです。
【まもみがプレッシャー型】
- 特性 :
- プレッシャー
- 性格 :
- おくびょう
- 努力値:
- ①素早さ252 HP16n+1調整 残り特攻
- 持ち物:
- たべのこし
- 確定技:
- みがわり / まもる / こごえるせかい
- 選択肢:
- りゅうせいぐん / りゅうのはどう / がむしゃら
まもみが (まもる+みがわり) を繰り返して粘り、相手のPPを削ります。無限トドゼルガと異なりHPが減っていきますが、キュレムは「プレッシャー」で早くPPを削れます。
延々とまもみがを繰り返すだけでは、相手に交代を連発されたら意味がありません。予め霰や「ステルスロック」を撒いたり、交代読みで攻撃していくなど工夫が必要です。
◆特性について
まもみがと合わせてPP削りができる「プレッシャー」です。
◆性格・努力値について
先手でまもみがを連打しやすいおくびょう最速です。
HPは16n+1調整です。
HP÷4 (切り捨て) >HP÷16 (切り捨て) ×4
(みがわり分のHP>まもみが+「たべのこし」で回復できるHP4ターン分)
という状態だとムダにHPが減ってしまうため、こうならないよう調整します。HP実数値が16n+l (l=1,2,3) となるように調整すればよく (※) 、一般的にはムダが少ない16n+1にします。
残りは特攻に振るのが無難です。
※HP実値16n+lでl=0としてもHPがムダに減ることはありませんが、HPが4の倍数となると「みがわり」を出せる回数が減ってしまいNGです。
◆持ち物について
- たべのこし :
まもみがで粘れるターンを延ばす「たべのこし」です。
◆技について
- みがわり :
まもみがで攻撃をかわしつつPP削り。 - まもる :
まもみがで攻撃をかわしつつPP削り。「まもる」ターンに交代されると相手の無償光臨なので、交代読みなら「みがわり」優先です。 - こごえるせかい :
交代読みや、「みがわり」から繋げて使います。相手の素早さを下げつつ次の行動を考えられ、先手をとることが大事なまもみが型と相性がよいです。 - りゅうせいぐん :
まもみが読みで交代してきた相手に大ダメージ。特攻が下がるので居座りに向きませんが、特攻が下がってもまもみがはできます。 - りゅうのはどう :
安定ウェポンです。 - がむしゃら :
まもみがで体力が減ったら使います。
役割関係
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